『夕空のクライフイズム』というサッカー漫画を読みました。
それなりにギャグ要素を含みながも、自分たちの信念や戦術を貫き通す強さや美しさが描かれている、なかなか学びのある作品でした。
サッカーは、個々の能力も重要ではあるのですが、それを「戦術」でひっくり返すことができるスポーツのひとつだと思っています。
おまけに、サッカーは最も戦術の研究が進んでいるスポーツのひとつです。
「戦術で能力をひっくり返すことができる」という点では、キックボクシングも同様だと思うのですが、キックボクシングは戦術の研究がそれほど進んでいるとは言えません。
なので、サッカーから学んだものをキックボクシングに応用することは、非常に有益であると考えています。
と、そんな理屈を付けて、僕はよくサッカー漫画を読んでいるわけです…(笑)
ちなみに、この作中に、僕がキックボクシングで理想としているスタイルについて、ドンピシャの表現がありました。
「殴られたら殴り返すスタンスではなく、一方的に殴り続けたい」
という、西野朗監督のドS極まりない言葉。
これは別に、相手に攻撃を全くされたくないということではありません。
まあ、攻撃されないならされないに越したことはないですが、「相手の攻撃が弱くなって自分の攻撃が強くなる状況を作り続ける」という意味です。
そうした軸となる概念があって、「じゃあそのためには何をどうすれば良いのか」と、細かいところを詰めていくことで、戦術はでき上がっていきます。
そんなわけで、サッカー漫画も意外と馬鹿にできません。
キックボクサーの皆さん、サッカー漫画を読みましょう(笑)
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