Neighbors Kickboxing Gym Blog

広島県呉市広中新開にある「ネイバーズキックボクシングジム」のブログです

もはやキックボクシングの教科書

こちらの本を読みました。

 

 

我らがサンフレッチェ広島のレジェンドプレイヤーのひとりである、風間八宏さん。

現役引退後は川崎フロンターレ名古屋グランパスなどで指揮を執られた、日本を代表する名将です。

ここ数年、圧倒的な強さを誇っている川崎フロンターレの土台を作った実績が特に有名だと思います。

 

その風間さんの技術論やサッカー哲学が解説されている1冊なのですが、これが予想以上の名著でした。

この1年で読んだスポーツ関係の本のなかで、最も学びがあったように思います。

 

というのも、風間さんが指揮するチームは基本的に、ボールをしっかり自分たちで保持する「ポゼッションサッカー」志向です。

この「ポゼッションサッカー」は、キックボクシングでいえば僕やねぎ魔神の得意とする「プレッシャー型」に相当すると僕は捉えています。

 

そのため、参考になる点がまあ多いこと。

参考になり過ぎたあまり、その内容をここに書くことが憚られるくらいです。

自分たちの手の内を晒すことになるので、企業秘密……ということですね(笑)

 

とはいえ、何も紹介しないのもどうかと思うので、ひとつだけ。

 

「止めることで『いま』ができる。これがすごく大事なんですよ。止めてから蹴るまで遅くてもコンマ5秒、1秒あったらちょっと遅い」

 

これは、トラップ(ボールを止めること)の重要性について説明している一節です。

キックボクシングでいえば、「軸」や「構え」に置き換えることができると思います。

 

相手のガードが甘くなり、「いま打てばクリーンヒットする」という瞬間があったとします。

でも、そのとき、自分の軸が崩れていたり、その攻撃を出すことが難しい構えだったりしたら、どうでしょうか。

 

その攻撃を出すまでに余分な時間が掛かってしまい、その間に相手はガードを固め直すかもしれません。

あるいは、続けて他の攻撃を打ってくるかもしれません。

 

そうなると、先ほどまであったクリーンヒットのチャンスは失われてしまいます。

いくらチャンスがあっても、その瞬間をモノにする準備ができていなければ意味がありません。

 

つまり、キックボクシングにおいて、「常に適切な構えをしておくこと」と「軸を崩さないこと」が非常に重要だということです。

さもなくば、数多くのチャンスをみすみす逃すことになってしまいます。

 

そんなわけで、皆さんも構えと軸はしっかり意識しておきましょう。

そして、風間八宏さんの本を読みましょう(笑)

 

 

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