こちらの本を読みました。
物理的に、どのようにすれば強い攻撃が打てるのか、また「効く」攻撃が打てるのか、などなど。
格闘技を科学的に分析した1冊です。
本書にあった、こちらのグラフ。
上が「インパクトのあるパンチ」で、下が「押し込みのパンチ」を表したものです。
サンドバッグが無駄に揺れまくったり、打ってもなかなか良い音が出ないという人は、この違いをまず押さえておくべきかと思います。
「インパクトのあるパンチ」とは、瞬間的に対象へ力を伝えるものです。
対して、「押し込みのパンチ」は、長い時間（といっても0.何秒ですが）を掛けて対象へ力を伝えるものです。
「インパクトのあるパンチ」は、筋発揮している時間は短いけど、衝撃力は大きい。
「押し込みのパンチ」は、筋発揮している時間は長いけど、衝撃力は小さい。
どちらが良いかは明白ですよね。
「インパクトのあるパンチ」を打つためには、スピードと「当たる瞬間のロック」が重要になってきます。
ロックが充分にできていない、あるいは少しでもタイミングが遅れると、「押し込みのパンチ」になってしまいます。
ロックのやり方は、パンチの種類や当たる瞬間の距離、位置によって少しずつ変わってくるので、その辺はジムで直接聞いて下さい。
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