前回の続きです。
武井さんはやっていたけど朝倉選手はやっていなかった、「パンチの威力を上げるための動き」。
それは、こちらです。
ストレートを打つ左手(武井さんはサウスポー)とは逆の右手を前方に伸ばす、この動きです。
正確には、「手を伸ばす」というよりも「肩を入れる」ことが重要なのですが、とにかくこの動きによって、ストレートをより強く放つことができます。
僕は日頃から、「ストレートは物を投げる動作とほぼ同じ」であると指導しています。
その点を踏まえて、こちらをご覧下さい。
どちらも、左手を前方に出すことで左肩が入っていますよね。
これによって、ボールややりを勢い良く投げることができます。
つまり、右手を勢い良く前方へ持ってくることができるわけです。
武井さんは、野球とやり投のどちらも経験があります。
その経験から、「前手の使い方」を理解していたのではないかと。
ただ、格闘技の実戦において、ストレートを打つ前にこうして溜めを作っていたのでは、相手に余裕でバレてしまいます。
なので、実戦であればこの動きは間違っているとも言えますが、単に威力を競うだけのパンチングマシーンでは正解ですよね。
朝倉選手はおそらく、実戦の癖が付いていて、パンチングマシーンでもこうした大きな溜めを作ることがなかったのでしょう。
また、パンチングマシーンでハイスコアを出せるパンチと、人を殴って効かせるパンチとは別物ですからね。
パンチングマシーンでスコアが高かったからといって、それが実際に倒せるパンチだというわけではありません。
どちらにしても、「前方の肩を入れる動き」は有効ですけどね。
また、それを実戦でやると相手にストレートを打つのがバレてしまうと言いましたが、バレないように組み込むこともできます。
どのようにすれば良いかというと……それはジムで直接お聞き下さい!
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