昨日のブログでも書いた、アビスパ福岡のジョン・マリ選手。
カメルーンの現役代表選手だけあって、フィジカルが半端なかったです。
この筋肉の鎧を身に纏いながらも、動きは決して硬くなくしなやかで。
ゴールを決めた後は、バク中も繰り出すほどでした。
「筋肉を付けると動けなくなる、スピードがなくなる」
と、よく言われますが、トレーニングのやり方次第なんですよね。
そもそも、短距離選手の肉体を見れば分かると思います。
筋肉を付けるとスピードがなくなるのであれば、スプリンターはウエイトトレーニングなんてしませんよね。
僕も陸上競技をやっていた頃は、結構な時間をウエイトトレーニングに費やしていました。
それはさておき、先日の試合中、ジョン・マリ選手のある行動が問題になりました。
自分がゴールを決めた数分後、相手の寄せも甘く余裕のある状況下で、ジョン・マリ選手がプレーの途中でリフティングを始めました。
これが、どうもサッカー界的には、「相手にリスペクトを欠く挑発的な行為」とされるそうで。
実際、過去に代表戦で中島翔哉選手がリフティングをして、相手選手に危険な報復タックルをされるということもあったらしいですね。
キックボクシング目線でいえば、相手を釣り出して隙を作り出すために、戦略的にそういった行動をするのは全然ありだと思うのですが…。
現に格闘技では、ノーガードで相手を挑発するという場面もよく見られますし、それは業界的にも「あり」な行為ですし。
では、サッカーが格闘技よりも紳士的なスポーツなのかというと、そういうわけでもないんですよね。
サッカーでは大した接触でもないのに大袈裟に倒れてファールをアピールしたり、時間を稼いだりするのは、当然のように行われています。
格闘技では、むしろこれをやると大きな非難を浴びますよね。
例えば、ボディやローを効かされたのに、まるで金的をもらったかのように振る舞ってダウンを回避したりしたら。
別に僕は、どちらが正しいとか言いたいわけではありません。
競技によって、その辺の常識が違うのが面白いなーと思った次第であります。
ところで、上記のジョン・マリ選手の記事、その後の長谷部監督の対応が素晴らしい。
すぐにジョン・マリ選手に注意をして、相手チームのベンチへ謝罪に行かせたとのこと。
僕も、ねぎ魔神が何か失礼なことをしでかしたら、そのような対応を心掛けようと思います…(笑)
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