こちらの本を読みました。
「自己」に囚われていると、人間はネガティブな感情や苦しみを悪化させてしまう傾向があります。
そうならないために、「無我」の状態を作り出せるようになりましょう!
と、なかなか胡散臭い精神世界の本であるように思えるかもしれませんが、そんなことはありません(笑)
信頼に足るエビデンスに基づいて書かれた、科学的な内容となっています。
自己だの無我だのというと、仰々しいテーマであるかのように思えます。
が、内容のいくつかは、意外と普段から自分がやっていることでした。
例えば、自分の感情や感覚を「自分ごと」と捉えずに、「ただ眺める」意識を持つ、というもの。
これは思い返せば学生時代から、ある程度意識的に行っていたと思います。
最初にやり始めたのは、激辛カレーを食べていたとき……かもしれません。
辛いものを食べると、口の中がヒリヒリして痛くなります。
が、実際には、怪我をしているわけでも火傷をしているわけでもありません。
唐辛子に含まれるカプサイシンが熱に反応する神経を活性化させ、「熱い」と勘違いをした電気信号を脳に送っているだけです(多分)。
なので、これは無視してしまえばいいのだ……と。
確かに口の中がヒリヒリしていますが、物理的にものが食べられない状態になっているわけではありません。
ヒリヒリした感覚を「ただそこにあるもの」として捉え、自分から切り離して考えることで、激辛カレーをそのまま食べ続けることができます。
感情で同様のことをするのは感覚に比べて随分と難しい印象で、できるかどうかは時と場合によりますね。
気を付けてはいても、瞬間的に湧いた感情に対しては、つい思考や行動が引っ張られてしまいがちです。
上手くできているときは、外から自分の感情を眺めている感じで、それに影響されることなく論理的に物事や思考を処理することができます。
感情的に判断や行動をすると、状況が悪化してしまう場合が多いので、これは非常に役立つ手法です。
そんなわけで、今後もより無我の境地へと歩みを進めて行こうと思います(笑)
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