こちらの本を読みました。
タイトル通り、「いかにして上達していくか」を、著者が古武術の稽古で得た知見を基に論じられた1冊です。
古武術というと、考えが古いだとか非科学的だとか、マイナスのイメージを持つ方々も多いのではないかと思います。
まあ、一部そういったものもあるとは思いますが、「身体の使い方」という点においては本当に効率的で、近代スポーツにおいても参考になる点は多々あるのです。
僕も学生時代に古武術の本を読み漁った経験があり、中でも「膝抜き」の技術はキックボクシングの様々な場面で活用できています。
ちなみに、こちらの本では、「原理」や「原則」をしっかりと認識して、それに沿った動きをしていくことが上達の大きな鍵のひとつであると書かれています。
いや、書かれていたかどうかは分かりませんが、そのように僕は解釈しました。
僕としては、これが上達するための最大のキーであると考えています。
それぞれのパンチやキックで、身体の使い方というのは少しずつ変わってきます。
いや、例えば同じ右ストレートであっても、距離や状況によって違う身体の使い方が必要です。
しかし、あらゆる場面において、最適な動きのベースとなる原理・原則というものがあります。
逆に言うと、原理・原則をしっかり押さえることができていれば、あらゆる状況において最適な動きを、ある程度導き出せるということです。
もちろん、頭では分かっていても、実際にその動きがすぐにできるとは限りません。
理屈が分かっていることと、その通りに身体を操作することとはまた別の話ですから。
ただ、自分の頭の中に正解があれば、自分で動きを少しずつ修正していくことが可能になります。
何も考えずに練習しているのと、イメージの明確な正解に向けて自身の動きを常々修正しながら練習しているのとでは、その上達度合いには大きな差が生まれるでしょう。
ちなみに、僕の中でのこの原理・原則は、スポーツバイオメカニクスが核となっています。
詳しい説明は省きますが、大きな筋発揮が可能な姿勢や軸が保てているか、生み出したパワーのベクトルにロスはないか、といった感じです。
ということで、身体構造の基本、物理の基本を押さえた上で、キックボクシングのトレーニングに臨みましょう!
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