こちらの本を読みました。
大した期待もせずに読んだ本ですが、これは名著でした。
新しい習慣を身に付ける方法、また悪い習慣を断つ方法を科学的、論理的に説いた内容となっています。
個人的に興味深かったのは、「何を達成したいか」を意識して習慣を変えようとするのではなく、「どのような人になりたいか」を意識して習慣を変えようとしたほうが良い、というもの。
前者は「結果ベース」の習慣になりがちで長続きしにくいのですが、後者は「アイデンティティ」に基づいた習慣となり、そうそう失うことがありません。
確かに、「いまダイエット中だからお菓子を食べない」という人よりも、「不健康な食事はしない主義だからお菓子を食べない」という人のほうが、間違いなく続きますよね。
「いや、そうは言っても、簡単にアイデンティティなんて変えられるものじゃないでしょう」
そんな声が聞こえてきそうですが、一概にそうとも言えないんですよ。
自分自身を上手く騙すことで、意外とその辺もコントロールできます。
人間の心理には、「一貫性の原理」という働きがあります。
自身の言動や態度などに対して、無意識のうちに一貫性を保とうとするのです。
つまり、目指すアイデンティティに沿った言動を日頃から意識して続けることで、いつの間にかそれが自分のものとなっている、というわけですね。
運動をする習慣を身に付けたいのであれば、「運動好き」を自称しましょう。
本を読む習慣を身に付けたいのであれば、「読書好き」を自称しましょう。
それを日頃から、友人との会話中だったりSNSだったりで意識的にアピールしておけばオッケーです。
周囲に公言しておくことで、外部と内部の両面から自身に圧力を掛けることができ、その行動を誘発しやすくなります。
ちなみに僕は、自分が太ることのないように、これを利用しています。
「僕が太ってたら（ジムのダイエット効果について）説得力がないでしょ」
と、よく言っていますし、健康的な食生活についてもよくブログに書いていますし。
結果、健康的な心身を保つことは自身のアイデンティティとなっています。
何か病気にでもならない限り、僕が太ることはないと自信を持って言い切ることができます。
そんなわけで、かなりオススメの1冊ですので、興味のある方はどうぞー。
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広島県呉市広中新開1丁目4-13 国道375号線沿い
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