こちらの本を読みました。
棋士の羽生善治さんが書かれたものですが、格闘技にも通ずるものがあって非常に面白かったです。
例えば、「その局面において一番強い手が最善の手ではない。(中略)その瞬間だけで見れば相手に大きな打撃を与えるかもしれない一手が、その先へといった際、反作用も大きくなってしまう」という一節。
キックボクシングでいえば、「強打ばかり出せば良いというわけではない」といったところでしょうか。
相手の意識を散らすための攻撃だとか、相手の動きを制限するための攻撃だとか、強打以外にも有効な攻撃はいくらでもあります。
攻撃を単発で考えるのではなく、試合全体を通して考えた上で、意味ある攻撃をしていくことが重要です。
また、個人的に興味深かったのは、「自分が何を選択するかも大事だが、トッププロ同士で一番のかけひきは、いかに自分が何もしないで相手に手を渡すかだ。そして相手の出方を見てから指す」という一節。
これは、僕が理想としている戦い方のひとつです。
相手にプレッシャーを掛けながら様子見の攻撃を出していくと、相手から何かしらの攻撃を引き出せます。
そしてそこに、強打をカウンターで合わせていくというものです。
高い安全性を確保した上で、こちらの体力は使わずに相手を消耗させることができ、なおかつ強打を当てるチャンスも増えます。
プレッシャーを掛けて戦えることが最低条件になりますが、オススメの戦い方です。
興味のある方は教えますので、ジムでご質問下さいませー。
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